干支都市伝説：東京十二刻

— 都市に宿る魂たちが、時代を纏う —

かつて、世界は自然と調和し、あらゆるものに魂が宿ると信じられていた。
しかし現代、テクノロジーと欲望が都市を支配し、人々は“魂”の存在すら忘れつつある。

ただ、東京だけは違っていた。
この都市には、いまも人々の祈り、願望、執着、そして“推し”という名の新たな信仰が息づいている。
その熱量が、十二の“魂の化身”たち──《十二刻》──を呼び覚ました。

本コレクションは、東京という都市を神域と見立て、干支に着想を得た12体のキャラクターを通して、現代のアニミズム＝推し文化・自己表現・ファッションへの信仰をビジュアライズする試みです。

それぞれの“刻”が宿る東京の街角で、十二の化身はそれぞれの“正義”、“美学”、“欲望”を纏って生きている。
彼らの存在は、ただのキャラクターではない。
私たちが日々選び、身にまとう「装い」そのものが、魂の発露であり、時代へのメッセージであることを示しています。

「干支都市伝説：東京十二刻」は、
日本のアニミズム的精神性と、ストリートカルチャー、ハイファッション、そしてテックの融合を通じて、
“現代における信仰と装い”のあり方を問い直すコレクションです。