TOKYO AI Fashion Week 2025 S/S 優秀作品

AI画像生成技術とファッションの創造性を融合させた新たなファッションコンテスト"TOKYO AI Fashion Week"
「Authentic: 未来のクラシックを創る」の優秀作品がついに決定!

最優秀作品

WHITE PEACOCK [白孔雀]
WHITE PEACOCK [白孔雀]

WHITE PEACOCK [白孔雀]

Creator Name: metronovon

Design AI Tools: Midjourney
Social Media: https://www.instagram.com/metronovon/

「WHITE PEACOCK 白孔雀」は、孔雀が持つ優雅さとロマンティックなクラシックさを、白の静謐で神聖な美しさと融合させ、次の時代への美の象徴として昇華させたコレクションです。伝統とテクノロジーの交差から生まれる革新的なデザインは、ビッグシルエットの3Dプリント技術を駆使した生地をベースに、レイヤー、刺繍などクラシックな手法も巧みに組み合わせています。時代を超越した永遠の美と未来への希望を織り込み、着る者や見る者に新たな感覚を呼び覚まします

審査員コメント:古茂田 博

白一色の世界。あたかもブランドクリエイティブディレクターがニューコレクション発表したかのようなリアルな世界観を表現。コンセプトを見事に具現化し力量を感じる作品。

優秀作品

Metropolitan Couture(メトロポリタン・クチュール)
Metropolitan Couture(メトロポリタン・クチュール)

Metropolitan Couture(メトロポリタン・クチュール)

Creator Name: やまちゃそ

Affiliation: ファラオDAO Design AI Tools: Midjourney

歴史、文化、景観が織り成す都市の風景をキャンバスとし、”都市を着る”をコンセプトにした作品。それぞれの都市(=Metropolitan)が持つコンテクストを論理と感性をもって抽出し、ファッションの素材、色彩、形状に仕立て上げる(=Couture)ことで、時を超えてサステナブルに都市の特性を表現するデザインを探求した。

審査員コメント:村上 要

『リアルに制作・撮影することが難しい』や『リアルより意味のあるモノが生み出せる』『人的、時間的、金銭的コストが圧倒的に低い』などがAIを用いる1つの価値だとしたら、この連作は、まさに正しくAIを活用しているのではないか?と思う。

東京衣家飾AI図屏風 / 令和琳派
東京衣家飾AI図屏風 / 令和琳派

東京衣家飾AI図屏風 / 令和琳派

Creator Name: 酒井聡

Affiliation: 株式会社ニューロープ / 国際ファッション専門職大学 Design AI Tools: Midjourney, Maison AI, Fotor(高解像度化)、kakudaiAC(高解像度化) Social Media: https://www.instagram.com/satoshi_sakai/

Design AI Tools: Maison AI

令和生まれの作家を中心としたアーティスト・コレクティブ『令和琳派』による服と家具のコレクション。「日本文化に根付く蒔絵や襖絵、陶芸などの技法でトータルコーディネートする」という無尽蔵に手間のかかる贅沢を、生成AIを搭載したロボットとのコラボレーションで実現した。ファッション、インテリア、現代アート、伝統工芸と複数分野から耳目を集め、業界ごとの専門化・効率化が取りこぼしてきた問題に目を向ける呼び水となった。

審査員コメント:小湊 千恵美

「未来のクラシックを創る」というテーマに対し、温故知新的な解釈とコンセプト設計が明確。衣服を工芸と融合し、家具やインテリアを含めたトータルデザインとしてアウトプットした点を評価。さらに、屏風のような絵画として描いたり、近未来的な街のヴィジョンに投影させたりと、ヴィジュアルの見せ方の工夫も見られ、細部まで完成度の高い作品。

TOKYO AI Fashion Week 審査員

審査員の皆様から本コンテストを通じた感想をいただきました

Mask group-1.png__PID:08ac090b-c149-4be8-81b2-815df5bfca40

古茂田 博

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)事務局長

Q1. 作品を鑑賞していかがでしたか?
『前回に比べ全般的な印象として、人間の感性を活かした非常に細やかにタッチ表現や深みが進化した作品が増えとても感心しました。』

Q2. この1年で、AIがファッションにどのような変化をもたらしたと感じていますか?
『ブランドデザイナーがAI技術を取り込み、デザインや色・柄・プリント・加工などの製作を具現化するケースが増加し、製作にかかる時間の圧倒的な短縮となっている。』

Q3. ファッション×AIの分野にチャレンジする人たちへエールをお願いします!
『 AI技術の進歩はめざましく、あらゆる業種・分野に拡大する中、新たな事業獲得のチャンスと捉えより一層作品の創作を継続してほしい。』

image 262.png__PID:01c24146-f170-44e7-af09-b7aebdf98737

小湊 千恵美

FASHIONSNAPファッションディレクター

Q1. 作品を鑑賞していかがでしたか?
『今回のテーマに沿ってフューチャリスティックな作品が多く刺激的でしたが、あえて原点に立ち返る視点にも注目しました。自然や手仕事など、素材と服作りの根源的な部分に着目し進化させた作品は、リアリティがありながらも未来を想像させ、興味深く見ることができました。』

Q2. この1年で、AIがファッションにどのような変化をもたらしたと感じていますか?
『分析や効率化としてのAI活用が当たり前になってきている中で、ファッションブランドや企業がデザインやヴィジュアル面で活用する例も増えてきました。しかしまだ未成熟の印象があります。多くのデザイナーやクリエイターがAIに触れていますが、IA(intelligence augmentation、知能増幅)を手にすることで何が生み出されるか、クリエイティビティの革新に期待しています。』

Q3. ファッション×AIの分野にチャレンジする人たちへエールをお願いします!  

『 ファッション界は新しいことが大好きですが、AIについてはまだ発展途上です。人材としても貴重で、何かひとつ飛び抜けたものがあれば、学生でも他分野からの参入でも、チャンスを掴むことができると思います。歴史や技術といった過去から学ぶことも忘れずに、ぜひ想像を超えた創造性に磨きをかけて、挑戦を続けてください。』

Mask group-4.png__PID:405608ac-090b-4149-9be8-81b2815df5bf

村上 要

WWDJAPAN編集長

Q1. 作品を鑑賞していかがでしたか?
『上位に選ばれた作品は、「なぜ、AIを使う必要があるのか?」にも思いを巡らせている印象を受けました。正直、リアルに生み出せるものや生み出せそうなものをAIで作ることには、あまりクリエイティビティを感じません。AIを使うなら、「リアルに生み出せないもの」「生み出すには、莫大なコストがかかるもの」など、然るべき理由が存在しているべきと考えています。上位受賞作品には、その理由が伺えるものが多かった印象があります。その方が、苦労して駆使した技術の意味も増すのではないか?そんな風に考えています。』

Q2. この1年で、AIがファッションにどのような変化をもたらしたと感じていますか?
『一方で、ファッション業界はまだAIをリソースの削減という意味でしか活用し切れていないと思います。人的・時間的な負担を削減するための、労働効率の上昇という意味でのAI活用は、(そんなステージがあるべきとも理解していますが)「もったいない!」と思うのです。一部のブランドは、デザインにおける選択肢を考えるなど、一歩踏み込んだ活用を進めている印象ですが、まだまだ少数派。媒体として、そんな活用をこれからも取材したいと思います。』

Q3. ファッション×AIの分野にチャレンジする人たちへエールをお願いします!
『がゆえに、皆さんには、私たちに新しいAIの使い方を教えてほしいのです(笑)。効率化という視点を超えた活用法こそ、皆さんが発揮すべきクリエイティブ。そして、そこにはこれまでのトンマナを逸脱した表現も期待したいと思います。忌憚なく言えば、ファイナル・ファンタジー的な世界観の作品が多かった印象ですが、トーンやマナーは、それだけに限らなくても良いですよね?』

Mask group.png__PID:5608ac09-0bc1-499b-a881-b2815df5bfca

上田 徹

株式会社OpenFashion CEO

Q1. 作品を鑑賞していかがでしたか?
『』

Q2. この1年で、AIがファッションにどのような変化をもたらしたと感じていますか?
『』

Q3. ファッション×AIの分野にチャレンジする人たちへエールをお願いします! 
『』

Mask group-3.png__PID:090bc149-9be8-41b2-815d-f5bfca4069e4

上條 千恵

株式会社OpenFashion COO

Q1. 作品を鑑賞していかがでしたか?
『』

Q2. この1年で、AIがファッションにどのような変化をもたらしたと感じていますか?
『』

Q3. ファッション×AIの分野にチャレンジする人たちへエールをお願いします!
『ボーカロイドの黎明期を思い出すと、こんなテンポやキーは人が歌えない!ボカロらしい曲がまずは流行りました。そのあと、現在においてはリアルな歌い手が増え、人とデジタルの融合した新たな音楽カルチャーが生まれています。AI Fashion Weekも、まずはAIらしいものから、そして その先の"未来のクラシック"に向けて今ちょうど動き出しているのかなと思います。ぜひ皆さんの手で、新しいファッションカルチャーを産み出しましょう!』

Rectangle 305.png__PID:a7370b3c-afc5-4916-a244-7ea51aa272c0

TOKYO AI Fashion Week 主催者

審査員の皆様から本コンテストを通じた感想をいただきました

今回開催した「TOKYO AI Fashion Week - 2025 S/S Contest」を通じて、生成AIを活用するクリエイターたちが自身の才能を発揮し、多くの人々がその才能に触れることで、人と生成AIの融合の可能性を感じていただけたと考えています。AI技術は、クリエイターが自らのビジョンをより自由に表現するための強力なパートナーであり、インスピレーションの源泉です。実際に、今回のコンテストで初めて導入した「30種類のAIアドバイザー(※)」も多くの参加者に積極的に活用いただきました。将来的には、参加者がAIの力を最大限に活用し、新たなデザインの可能性を追求できる場として、さらにこのコンテストを成長させたいと考えています。ファッションとAIの融合によって新しい価値を創出し、グローバルな舞台で活躍できる次世代のファッションリーダーを育成も含め、今後もファッション業界を中心とした生成AIの活用に尽力し、牽引してまいります。

OpenFashion CEO 上田

TOKYO AI Fashion Week 2025 S/S Contest作品

入賞作品以外にも 素晴らしい作品がたくさんあります
ぜひ あなたのお気に入りの作品を見つけてみてください!

Riders on an Adventure in Future Cosmic Space
Riders on an Adventure in Future Cosmic Space

Riders on an Adventure in Future Cosmic Space

¥0
Rising from the Depths
Rising from the Depths

Rising from the Depths

¥0
異世界の守り人達
異世界の守り人達

異世界の守り人達

¥0
Serenity and Boldness: The Fluffy Bloom Chronicles
Serenity and Boldness: The Fluffy Bloom Chronicles

Serenity and Boldness: The Fluffy Bloom Chronicles

¥0
ニュートラルトラベル
ニュートラルトラベル

ニュートラルトラベル

¥0
ポスト・アポカリプスと反逆の糸
ポスト・アポカリプスと反逆の糸

ポスト・アポカリプスと反逆の糸

¥0
光の和:未来の共鳴
光の和:未来の共鳴

光の和:未来の共鳴

¥0
日本の美と絵画の融合
日本の美と絵画の融合

日本の美と絵画の融合

¥0